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文とか絵とかのブログ。パロとか、けも耳とか色々遠慮なく上がります。
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久しぶりに来ましたア.リ.スパロ^^
唐突にチ.ェ.シ.ャ三郎に言わせたいセリフが浮かんだので、がっと練ってがっと書いてみました(笑
でもア.リ.スパロ、書いてて凄く楽しいけど、とてもシチュエーションがマンネリ化します...いつだってお茶会してるからだよね...今度場所変えて...ってどこでラブシーン演じるつもりだ竹くく...!!www
とか言って、今回は竹くく的にたいした事ありません^^;
竹くくと鉢雷をほのかに臭わせた、帽.子.屋+チ.ェ.シ.ャ+三.月.ウ.サ.ギな内容になりますー^^

ええと...なんか色々話す事がある気もするんですけど...実はちょっと体調崩してて頭はたらかな...絵も描きたかったけど無理でした...今度うさぎコンビ描きたいです^///^

あ、そうだ調子乗って拍手を見易くしてみました(笑)
早速成長笹豆腐押してくださった方いらしたようで!ありがとうございます!!!>///<
作品数も増えて連絡先ないのも失礼だよなと思うので、今度メルフォトかも設置したいと思います!何かあったときの為に...。




すっかりテーブルには茶会の準備を整えその時を待つ。
いつものように部屋の隅の振り子時計が三時の刻を告げるとき。
部屋の扉が開いてその姿を現す。
「よう、今日も時間ぴったりだな、へいす—」
そこに居るはずの彼に向けて言葉をかければ、そこに立っていたのは—
「よう、来てやったぞダーリン」
ニヤニヤと嫌らしく嗤う『チェシャ』がいた...。


「帰れ」
「まぁ、そう言うな。せっかく来たんだから茶の一杯くらいは出さないか親友」
時計の音と共にこの部屋の扉をくぐったのは、チェシャ—三郎だけではなかった。
いつものように人を小馬鹿にしたような笑みを浮かべつつ、その身を横にしてみせると、その陰には兵助も居てひとまずはほっとする。
兵助は無言で三郎の横をすり抜けて、いつもの椅子へと腰掛けると三郎までもがその向かいの俺の定位置へ勝手に腰掛ける。
呼んでもないのにそうして自由に振る舞うこの猫に、溜め息を吐きつつ苦情を申し立てれば飄々と躱され更に茶まで要求された。
ちらりと兵助の様子を見てみれば、目を閉じ口はへの字で腕を組み、組んだ足で床を叩いていて、機嫌を損ねているのは明らかだ。
おいおい三郎貴様...こうなった兵助の機嫌を取るのは誰だと思ってるこの野郎...
睨みつけて意思表示をしてやれば全て分かっていてニヤニヤと笑ってみせる。
こうなってしまっては逆に面白がるばかりで梃子でも動かない。
もうここは茶でも何でも出してさっさと出て行ってもらうに限る。
先に兵助の前に丁寧に焼き上がったばかりのスコーンと、茶を入れて置いてやると無言でそれを頬張り始めた。
よし口にするだけまだ機嫌は修復可能だ...。
そして続いて三郎の前にも茶を出して、空の皿を置く。お前は食いたきゃ勝手に取れ。
そのぞんざいな仕草に軽く肩を竦めてみせて茶に口を付けた。
椅子はいつだって二脚しか用意をしていない。自分のための椅子は三郎にとられてしまったため、一度ぱちんと指を鳴らすと椅子が自ら飛んでくる。まさに字のごとく。
落ち着いた椅子にどかりと腰掛け頬杖をついて、しれっと茶を飲む三郎を横目で睨みつける。
「それ飲み終わったらさっさと帰れよ」
「ああ、考えとこう」
全くたちの悪い男だ。
「おまえいつも何しにくるんだ。ふらふらと」
どうせ「邪魔しに」とか言うんだろうと予想しつつも問いかけたその言葉に。
しかし返ったのは付き合いの長い俺でさえ滅多に見れない真顔...
「待ってるんだ」
その顔に一瞬気圧され、しかしその意味をはかりかねて更に問う。
「...何を」
けれど次の瞬間にはまたいつもの人を小馬鹿にしたあの笑みで、自分の顔を指差した。
「この顔だ」
「...はぁ?」
間の抜けた声を出した俺に声を上げて笑いつつ、三郎は椅子から立ち上がる。
「さてと茶も貰ったし邪魔者は退散しようか。ごちそうさん。兵助、目一杯かわいがってもらえ」
声をかけられ兵助はじろりと三郎を睨みつける。
「うるさい、さっさと帰れ」
声を上げて笑いつつ、後ろ手にひらひらと手を振ってみせ、そのまま三郎は空気になったように消え失せた。
まったくいつだってあいつの考える事はよく分からない。
まぁとにかく。
気を取り直して二人のティーパーティを始めようじゃないか。
ぱちんと先程と同じように指を鳴らせば三郎に出した食器は姿を消す。
さてお姫様の機嫌取りにまずは何をしよう...。

八左ヱ門がそうして兵助に微笑みかけた時、三郎は木の上で空を見上げる。
さぁ、早くおいでアリス。君だけをいつまでだって私は待ち続ける。

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