文とか絵とかのブログ。パロとか、けも耳とか色々遠慮なく上がります。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
やっと続きがかけました「おっさん竹谷」...
「おっさん竹谷」のこの呼び名、話しを読んでる限りでは何言ってんのですよねww
早くこの呼び名に納得して頂ける所まで行きたいです...^^;
それにしてもこの話し...どんどん暗くなっていきます...;
昨日竹くくが、がーーーー!!!>/////<ときたので友人に泣きついた際に、煮詰まって今後の展開を聞いてもらったんですが...まさかここまで酷い話しだとはって愕然としましたwww
一応私ハッピーエンド派なので、最終的には皆に笑ってもらいたいなとは思ってますけど...そこに行き着くまでの暗さは覚悟して頂いた方がいいかもしれません...;
そんな感じですが、今後もお付き合い頂ければ幸いです><
ただやっぱり最高に暗い話しなので、そういうの苦手って方はご注意くださいね!そこは自己責任の上でお願いします...いつもうるさい事言って申し訳ありません´`;
「おっさん竹谷」のこの呼び名、話しを読んでる限りでは何言ってんのですよねww
早くこの呼び名に納得して頂ける所まで行きたいです...^^;
それにしてもこの話し...どんどん暗くなっていきます...;
昨日竹くくが、がーーーー!!!>/////<ときたので友人に泣きついた際に、煮詰まって今後の展開を聞いてもらったんですが...まさかここまで酷い話しだとはって愕然としましたwww
一応私ハッピーエンド派なので、最終的には皆に笑ってもらいたいなとは思ってますけど...そこに行き着くまでの暗さは覚悟して頂いた方がいいかもしれません...;
そんな感じですが、今後もお付き合い頂ければ幸いです><
ただやっぱり最高に暗い話しなので、そういうの苦手って方はご注意くださいね!そこは自己責任の上でお願いします...いつもうるさい事言って申し訳ありません´`;
八左ヱ門は元々平熱が高いらしく、傍に居るだけでその体から発される熱を感じる。
だから夏場は極端な気温の変化を嫌う三郎を中心に邪険に扱われたが、冬場は重宝されてろ組の名物コンビ、組の違う勘右衛門や兵助も八左ヱ門を中心にしてよく体を寄せ合っていたりもした。
体から発される熱と、初めて会った時から変わらない屈託のない明るい笑顔と。いつだって生命力に満ちあふれたその存在は、まるで太陽に愛されて生まれた男だと、兵助はそう思っていた。
それなのに。
その熱が、今腕の中に居るものから感じられない
感じられないどころか、どんどんどんどん、見る見る内に失われていって
赤みのあった肌も、いつだってまるきり感情が透けて見えたその表情も、どんどんどんどん
ただ増すのは腕にかかる重みだけ
まるで人形を抱いているようではないか—
そのすがたを かくにんしようと めをおと
「っ!!!」
びくりと大きく体を震わせて兵助は目を見開いた。
暗闇に薄ぼんやりと浮かぶ視界はこれまで見えていた風景とは違っていて。一瞬状況が飲み込めずに見つめたそれはしかし見慣れた風景だった。
忍術学園い組長屋の天井。
理解すると同時に兵助に全ての感覚が戻ってくる。
硬く強張った体に自覚して、横たわったままの布団に体を預ける。血の気が失せたように手足が酷く冷たく感じた。呼吸も酷く浅く苦しくて、意識して深く息を吐き出した。
全て夢であったのか...
布団から出した手で顔を覆うと酷く汗をかいていた。
今自分は叫んだりしなかっただろうか
気になって隣を伺ってみれば勘右衛門が安らかな寝息を立てていた。無様に声を上げたりはしていなかったらしい。
ほっとして溜息を漏らすと顔を覆った手のひらで、浮かぶ汗を拭った。
厭な 夢だった
闇と赤と温度と重みと それらを確認しようとしたその視界は
ざわり
思い出そうとして胸が騒いだ。
ざわりざわりと胸が騒いで居ても立ってもいられなくなって、兵助は静かに布団から抜け出した。何かに急き立てられるように抜き足で行き着いた先、部屋の障子戸の脇には「竹谷」の文字が書かれた札がかかっている。
その札を横目で確認して、兵助は戸を開けた。
しかし
開け放った事で月の光が差し込む先に、この部屋の主はいない。
分かっていたのだ。兵助はもちろん分かっていた。八左ヱ門は今、三日前に任務で赴いた城で看護を受けている。受けた毒と、負った怪我で予断を許さず学園へ戻る事などできる状態ではなかった。
果たして今どうなっているのか、学園の一生徒でしかない兵助には知らされる事もない。
分かっているのに、人気のない部屋を前に兵助は動けなくなった。
入れない....しかし自分の部屋へも戻れない。
呆然と戸口にたたずみ部屋を凝視していると、唐突にその肩に何かが触れて、びくりと大袈裟なまでに体が震えた。
「兵助」
静かに呼ばれ振り向けば、そこには先程寝ている事を確認した同室者が立っていた。....気付いていたのか...。
「何してるんだ兵助。明日も授業があるんだから、ちゃんと寝ておかないと」
ただでさえここの所ちゃんと眠れていないだろ
静かに諭すように言われて兵助は傍らに立つ勘右衛門と目を合わせる。その目に労る色を見て、兵助は目を伏せた。
勘右衛門の言う通りだった。
三日前に任務から戻ってから兵助は眠れなくなった。任務明けの上に八左ヱ門の件もあり、体は酷く疲れているというのに、その八左ヱ門の安否が気になって眠れない。
それでも無理矢理に布団へ潜り込めば、自然と体が眠ろうとする。しかしその時には決まって悪夢を見て飛び起きる。
頭が眠る事を許さない。そんな感じだった。
「...勘右衛門」
言おうか言うまいか、少し悩んだ末に兵助は目を伏せたまま静かに切り出した。
「分からないんだ...今八左ヱ門が苦しんでいるのは、一体何のせいだ...」
その言葉の意味を図りかね、勘右衛門は兵助を見つめ眉を寄せる。兵助は一体、何に捕われている...?
「毒か....?それとも...俺か...?俺の行動は—」
先を続けられずに唇を噛んだ兵助に、しかし勘右衛門は全てを読み取った。
俺の行動は—果たして必要であったのか
「兵助!!」
突然荒げられた声と、掴まれた腕に驚いて兵助は目を上げる。そこには怒ったように鋭く兵助を見つめる勘右衛門の顔があった。
「そんな事を考えるのはやめろ!話しを聞いた限りでも、お前がした事は間違っちゃいない!そうするより他、手はなかった!!」
しばらく睨み据える勘右衛門の目を見つめ、それから兵助は俯き掴まれていない方の手で顔を覆う。
「ああ...そうだな...すまない」
消えそうな声でそう呟いた兵助の手を引いて、勘右衛門は自室に向かって歩き出す。ちらりと戸口にかけられた「竹谷」の文字を見て。その腕に抵抗する事なく、兵助は俯いたまま勘右衛門の後に続いた。
い組長屋へと向かう途中に、勘右衛門はろ組長屋の一室の前でちらりと目線を遣った。
とりあえず、兵助は俺が見てるから大丈夫
送られた気配に応えるように目顔で頷いてやると、わずかに開けられた障子戸が静かに閉じられた。
早く戻ってこい八左ヱ門、黄泉の国から—お前がこいつに救われたように、早くこいつを救ってくれー
PR
この記事にコメントする
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
プロフィール
HN:
菊
性別:
女性
自己紹介:
メインジャンルはRKRN。
あとBSRも大好きです。
5年大好き。双忍大好き。
笹豆腐は生きる糧^^
かんちゃんかわいいね^^v
真田主従ハンパない///
史実武田はパラダイス!
そんな傾向のブログです。
リンクフリー
直リン用バナ↑:
http://kikugetsudo.oboroduki.com/kogikurou/img_01/banner.gif
HP URL:
http://kikugetsudo.oboroduki.com/kogikurou/caution.htm
あとBSRも大好きです。
5年大好き。双忍大好き。
笹豆腐は生きる糧^^
かんちゃんかわいいね^^v
真田主従ハンパない///
史実武田はパラダイス!
そんな傾向のブログです。
リンクフリー
直リン用バナ↑:
http://kikugetsudo.oboroduki.com/kogikurou/img_01/banner.gif
HP URL:
http://kikugetsudo.oboroduki.com/kogikurou/caution.htm
手書きブログ・pixiv
アクセス解析