成長笹豆腐2

おっさん竹谷（もはやタイトル←何度も言うなw）の続きようやく書きましたー。
今回ちょっと短め。ていうか前置き長過ぎ。
一気にキリいいとこまでいけるかなとギリギリまで思ってたんですけど、なんかノリ的にここで切った方がいい気がしたので...＾＾；

でも何度も言ってる「おっさん竹谷」この前ちゃんと時系列組み立てたら35歳だった...35歳はおっさんか...？いやそうではない（反語
そうではないと信じたい。色んな意味で←
そもそも男は30歳からでそれまではひよっこって、これ言い出したら止まらなくなるから自重します...。
これ、1の上に4件？5件だっけ？ア.リ.スが入ってて読み辛い事この上ないですね...；
ちょっと真剣に記事の整理をしないと...と思いつつ今に至ります。
すみません；
今度近いうちにやろうと思います。...うん、近いうちに...←

今回もまだひとまず注意事項はないですー＾＾

学園での最終学年である六年生ともなれば、構内で学ぶよりも外へと赴く時間の方が余計に多くなる。
その内容は「この人物からこれに関する情報を聞き出せ」「この人物の一日の行動を知られず監視せよ」と言ったような提出用課題の場合もあれば、実際にとある城から学園へと寄せられた、戦やそれらに関する人員派遣依頼に対する任務の場合もある。
任務である場合などには、実際に城同士、人同士の命運にかかわるモノを遣り取りする事になるのだから当然危険を伴うもので、相当な覚悟を持って臨まねばならなかった。
この世界では甘えは一切許されない。
まだ勉強中の身なのだと言った所で、戦場に居ればそんな事は一切考慮してくれる筈もなく。
ましてや忍びの役目を負っているのならば尚の事。
実際下手を打って重傷を負って戻る者も少なくはなかったし、命を失う者が居るのもまた事実だった。
だから級友達が、友人が親友が。
任務に出る時にはどうか生きて戻ってくれと祈らずにはいられない。
共に行くのならば好都合。共に必ず生きて戻ろうと誓い合って。

だから今回の任務に出かける時も。
今回の任務は五人一組、三組分の計15名が組別関係なく選抜された。
五人のなかでは兵助と八左ヱ門の二人の名前が入っており、更に偶然にも同じ組に編成されていた。
これならば万が一に、お互いの身に何かがあったとしてもすぐに分かる。そう言って笑った。
絶対二人で一緒に生きて戻るぞ兵助！そう言って八左ヱ門が拳を作った右手でもって兵助の左肩をどんと強めに突いて笑ったから。
ああ、もちろんだ。絶対に生きて戻るぞ八左ヱ門。そう言って同じように右手で拳を作って八左ヱ門の左肩を突いて笑った。

今度の任務は戦への援軍要請の密書を無事に届ける事。
依頼してきたその城と、戦をしている相手の城の勢力はほぼ互角。だからこの援軍要請がうまくいけば、数でもって勝ち戦に持ち込めるであろう事は確実。
この任務がこの戦の勝敗を決める鍵になると言っても過言ではない。
一組がその密書を持ち、他の二組が偽物の密書を持って囮となる。決して本物の密書を奪われてはならぬ。
一組目はまず西側の裏門から。夜も更け月影も無い先の見通せぬ暗闇に乗じて、人の気配を読み誰も居ない事を確認して素早く暗闇のなかへと身を躍らせる。
二組目は東側の裏門。同じく周囲に鋭い視線を走らせ、気配を読んで闇に身を躍らせた。
そして二組目とほぼ同時に、再び西側の門から三組目が出る。
一人出、二人出、それはほんの少しだけ他の組より時間をかけるようであった。
そして闇へと消えるその姿。見る者が見れば三組目に僅かな能力の偏りを見ることができただろう。

所詮は子供の真似事よ...悟らせまいと策を弄したのであろうが、我らには効きはせぬ。
先に出た一組目がきっと護衛に付く手筈であろうな...数で乗り切ろうとも所詮は子供。
人手不足とは言え未熟者を雇った事、後で後悔するがいいわ。
さあそれでは参ろうか。この戦の勝利は見えた。

木々の間の暗闇から、そんな囁きが聞こえたか...

そしてこの任務に加わっていた兵助と八左ヱ門の二人は。
この三組目に加わっていた。